今回は、田んぼの話でご紹介した、大嶋さん達の作った酒造好適米『若水』について話します。
ここ、清水原(そうずばる)地区を含めて、大分県のこのあたりは、田植えの時期が比較的遅めです。千葉県や宮崎県など、早いところではゴールデンウィーク頃には済んでいるという地域もありますが、だいたい6月頃に行うことが多いようです。品種や気候などの条件によって違うらしいです。
↓6月下旬の、田植え直後の画像です。すでにセミの声が聞こえ始めていて、春というより初夏の空気でした。
↓ 7月中旬の画像です。梅雨の時期ですが、この日は快晴でした。カブトエビや、ホウネンエビという小さな生き物たちの楽園になっていました。水質が良い証拠かもですね。
↓稲の花です。あまり知られていないですが、お米にも花があるんですね。ほんのり白い、控えめな花です。
↓晩夏の青空の下、だんだんと稲穂が色づき始めています。
↓刈取り間近の若水たち。作柄も良好です。9月20日頃の大型台風で、川の地形が変わるほどの大水で、一部浸水するも何とか元気でいてくれました!右の写真の土砂の痕ですが、2Mくらいある堤防を越えてました;;上の石碑の手前からの画像です。
↓そして収穫されたのが前回も画像に有ったこのお米です。いきなり玄米と精米写真ですみません。。。不覚にも収穫風景が撮影出来ませんでした;;
清水原の若水は、風光り、水澄む美しい自然の土の力と、大嶋さん達チームの愛情で出来ています。そんなお米を使わせてもらって、ウチのお酒が造られます。そんなに大量に収穫できるお米ではないので、主に純米酒や本醸造などに使用されていて、下の画像にある『野津院川』という純米酒も、清水原の魅力の詰まった優しく芳醇な味わいに仕上がっています。このお酒を通してこの美しい地の風を感じてみるのもまた一興ですね。
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