先月このブログでご報告した、熊本国税局の優等賞授賞式ですが、
賞状の授与のほかに『管内の全ての出品酒の唎酒が可能!!』という大きい特典があります。その数清酒が115点・焼酎544点と膨大な点数!しかも全てが出品酒ですから、各蔵元さんイチオシの看板品ばかりと言えます。
その他にも、『アルデヒド臭』や『ゴム臭』『カプロン酸臭』などといった、『唎き酒用語』のテーマごとの人工香味サンプルや、『山廃仕込』などの特徴ごとのサンプルが用意されていて、プロフェッショナルな勉強も出来ます。
これだけの唎酒が出来る機会は、通常だと幕張メッセのイベントや、大手卸店さんの展示会くらいの規模でしか有りません。
自分のような営業系の人間は、普段から展示会などで他社さんのお酒の味を勉強させていただくことが良くありますが、製造担当たる杜氏にとっては数少ないチャンスと言えます。ここで美味しかったお酒について、製造者と造りの方法を議論したり、自社製品と比較したりと、とても刺激的なイベントです。
(*プライバシーその他の配慮で、参加者様の顔と製品ラベルにモザイク処理をしています。)
入場者もほとんどが杜氏さんなどの製造者か、蔵の経営者クラスなので、真剣そのもの
の唎酒です。
今年も、いくつかのリスペクトする銘柄を発見して、とてもいい勉強になりました。